うたうキャラメルコーン

今すぐにキャラメルコーン買ってきて そうじゃなければ妻と別れて

佐藤真由美「プライベート」収録

※カテゴリー『うたうたべもの』とは

食べ物の出てくる曲の歌詞や短歌を引用し、その歌や食べ物についてああだこうだ書いているカテゴリーです

 

短歌って、31文字しか情報がないので、読み手によって本当に色々な解釈ができるので、同じ短歌でも読む人によって全然違う意味の短歌になったりするし、作者がどういうつもりで作ったのかも結構わからなかったりします。でも、だからこそ、たった31文字で切り取られた景色だからこそ、自分の頭の中で再現された時に、ビタっと自分の経験とか考え方とか求めてるものとかに当てはまる時があって、凄く好きです。「わかるーー!!」ってなるときの衝撃。

私は短歌について勉強したことのないただのど素人です。なので、この文章は短歌の「解説」では決してなくて、私がこの短歌を読んでただ思ったことを書いているだけです。詳しい方に「こいつ全然わかってねえ」と思われる可能性が大いにあるということを先にお伝えしておきます。前置きがなげえ。ネット社会への恐怖。

 

上の短歌は、私がこの世で一番好きな短歌です。この短歌を見たのは何歳頃だったのか全然覚えてないのだけれど、何故か新聞で目にしたのははっきりと覚えている。文庫の広告か何かだったのだろうか、だとしたら20歳そこそこ。この短歌が目に入った瞬間「わかるーー!!」ってなって凄い衝撃でひえーー!!って思った。それから今も一番好きです。

当時も今もですが、私は妻のある人を好きになった事はないんです。だから多分、この短歌を本当に理解はできていないのかもしれないけれど、それでも「わかるーー!!」てなった。

本当にして欲しい事、叶えて欲しい事はある。でもそれを、言ってもどうせ叶えてくれないとわかってたり、言って不穏な空気にしたくないから仕方なく飲み込んでる。だからそれよりかはすっごく簡単な要求をして、わがまま言って、それでどうにかモヤモヤを発散したり、「愛されてる」事を確かめたくなる。多分買いに行ってくれないけどね。そして結局キャラメルコーン買ってきてくれてもモヤモヤしてるんだけど。そもそも別に今すぐキャラメルコーン食べたいから言ってるわけじゃないんだけど。でも私の為に彼を動かしたい。わざわざコンビニ行かせてキャラメルコーン買って来させたい。だってどうせ本当にして欲しい事はしてくれないんだから。

そんなこと思いながら生きて、今じゃ結局「今すぐにキャラメルコーン買って来て!」って言ってみたところでなーんの意味もない事はわかってるからせいぜい自分でコンビニでキャラメルコーン買って夜中貪り食って「やっぱうめーな」みたいにどうにか東ハトさんの力でモヤモヤを紛らわせてもらうしかない三十路。昔はキャラメルコーンに入ってるピーナッツってマジ意味わかんなくていらねー!って思ってたけど、大人になるとピーナッツの入ってないキャラメルコーンなんて考えられないよね。なんなら結構序盤でピーナッツ探し始めちゃうよね。あ、これは別に全然何かの比喩とかじゃなくてただキャラメルコーン美味いって話しです。以上です。

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